タミフルに代わるインフルエンザ治療薬のリレンザ

リレンザはインフルエンザウィルスの増殖を抑えることができる薬として服用されています。
リレンザにはインフルエンザウィルスの表面に存在するノイラミニダーゼという酵素を阻害する効果があります。
感染した細胞からウィルスが遊離するのを阻害することで感染拡大を抑えることができます。

感染できなくなったウィルスは体の免疫によって倒されるので、治るペースを大きく早められるということです。
ウィルスは感染することでその影響力を高めるため、感染を抑えることで症状を悪化させない効果もあります。
そのような性能からリレンザは予防にも使うことができます。
インフルエンザウィルスは発症するまでに一定の量へと数を増やします。
感染していてもそのウィルスの増殖を食い止められれば、発症せずに収まるということもあります。

そこで予防としてリレンザを服用し、インフルエンザに発症しないようにする方法を取るケースも存在します。
しかし、予防としてリレンザを服用する場合、保険が適用されないことに注意が必要です。
また、処方箋が必要となる薬なので誰でも服用できるわけではありません。
家族にインフルエンザを発症した方がいるといった特別な条件を満たす方のみ服用できます。
受験生の方など特別な事情でインフルエンザにかかるわけにはいかない方は、医療機関によって処方がなされる可能性もあります。
リレンザの価格はブリスター1個につき、153円程となっています。
治療では保険が適用されるのでそれほど大きな負担がかかりませんが、保険が適用されない予防においては自費負担が大きくなります。
概ね10日の予防で5000円強の費用が必要となります。
実際には薬の価格だけでなく、処方量や調剤料も加算されます。
リレンザを処方してもらいたい場合はまず医療機関に相談することが必要になります。
医療機関ごとにその処方や料金には少し差があります。
副作用も踏まえて適切に処方してもらうことが大切です。

近年ではリレンザを通販で買うことができるようになりました。
しかし医薬品であることには変わりないため、初めて服用する薬を通販で購入する場合には十分注意が必要です。
また、通販という特性上、偽物には十分注意しなくてはなりません。

最初は難しいリレンザの使用方法について

リレンザは副作用が少なく、効果も大きい優秀な薬ですが使用方法がやや難しいという注意点があります。
というのもリレンザは専用の吸入器とディスクを用いて吸引する必要があるからです。
薬局などで服用する場合は薬剤師の方などにお願いすれば良いのですが、自宅で吸引する場合はしっかりと方法を守らなければなりません。

まずリレンザを使用するには吸引器にセットする必要があります。
吸引するのが子供の場合は、吸引する直前までの作業を親御さんが行うことをおすすめします。
リレンザを使う際にはディスクに穴を空ける必要があります。
吸入器を寝かしたまま、ふたの部分を垂直になるまで押し上げると穴が空きます。
この状態にしなければそもそも吸引することができません。
あとは吸入口を加えて深く吸い込めばいいのですが、いきなり息を吸おうとしても上手く吸えないことがあります。
そこで吸入口を加える直前に息を吐いておく必要があります。
その際に吐いた息が薬に当たってこぼれないようにするのがポイントです。
吸入口から吸えたあとは口を離して息を少し止めます。
治療目的で行う場合はこの作業を2度行えばOKです。
ある程度の年齢に達していればそれほど難しいことではないので、受験生の方が予防として使用する上では特に問題がありません。

しかし、小学生くらいの子供であれば、上手く吸引できない恐れがあります。
4歳以下の子供であればそもそも処方されることがありません。
それより大きい子供であれば吸い方のコツが分かれば問題なく、使用できる可能性もあります。
リレンザの吸引は1日に2回と決まっていますが、その吸入間隔に明確な決まりはありません。
ただし、2時間程度は空けた方が良いと言われています。
それらの注意点を守れば非常に使いやすい薬の1つです。